登山の持ち物リスト(一覧)

登山の「装備」は極めて重要!甘くない!

ビギナー登山者にとって、「登山に何を持っていけばいいの?」というのは最大の疑問かもしれません。ビギナーがもって行くべき登山の持ち物をまとめました‼なお、基本的には「備えあれば憂いなし」ですので、迷ったら重くなりすぎない程度に持っていきましょう\(^o^)/登山は旅行ではありません。装備不足が、命につながることも、大げさな表現ではありません。十分に備え、登山用品店のスタッフなどからしっかりとアドバイスをもらうようにしましょう。

 

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登山の持ち物リスト(一覧)

名称

分類 日帰り 山小屋1泊  テント1泊  雪山 

一言アドバイス

登山靴 登山靴といっても、たくさん種類があるので注意が必要です。岩がごろごろしたところでは靴底が硬く、かかとの高さが高くて足首をしっかりと守ってくれるものがおススメですが、ハイキング程度であれば、そこまでは必要ないでしょう。登山ショップの店員さんとよく相談してみてください。

靴下

ウェア 靴ずれを防止するためや足への負担を和らげるために「厚手」の靴下であることが基本です。最近では「蒸れ防止」「汗冷え防止」として、厚手の靴下の下に履くタイプの(薄手の)靴下もあるようです。なお、一泊や雪山では替えをきちんと用意しましょう。

 ザック

用具 バックパックとも言いますが、言語が違うだけですので、恥ずかしがらずに「リュック」と呼びましょう。笑 日帰り低山では20リットルぐらいで十分ですが、大は小を兼ねるといいますし、いずれは「何日もかけて日本アルプスを縦走(≒尾根を歩くこと)したい!」というのであれば、初めから40リットル以上を買っても悪くありません。店員さんに良く質問して、背中に合ったものを買いましょう。どこのひもをどう使うのかもしっかりと聞いておきましょう。

 ザックカバー

用具 「リュック」が雨で濡れないようにするためです。ちなみに、「リュック」の中のものは、「スタッフバック」という防水性のカラーの袋に小分けにすると、雨対策にもなりますし、荷造り(パッキングといいます)が上手になりますよ。なお、このザックカバーはザックにはじめからついている場合もありますので、ご注意を。

 ゲイター

用具 スパッツとも言います。これはピンと来ないと思いますが、店員さんには、「足首にまくやつ」と伝えましょう。きっと伝わります。登山靴に雨が侵入するのを防止するため、泥で汚れるのを防止するために装着します。長いのと短いのがあり、また足の裏に通す留め具が針金だったり、ひもだったりします。ひもだと良く切れてしまいますので、個人的には針金のタイプをお勧めします。

 レインウェア

ウェア

晴れの予報であっても、必ず必要となるのがこのレインウェアです。登山靴の次に買いましょう!なお、ポンチョタイプはだめですので、必ず上下が別になったセパレートタイプを選びましょう。完全防水になっているため、汗をかくとどうしても蒸れてしまいますが、少しでも快適性を求めて、「ゴアテックス」素材のものを買うとよいでしょう。最近では同じような機能で低価格の素材を使ったものも出てきました。店員さんに「透湿性(とうしつせい)」の高いものください、と伝えると良いでしょう。

 グローブ

ウェア 「手袋」です。ケガ防止、防寒、防風、紫外線対策のため必要になります。スマートフォンユーザーは、タッチパネル対応のものが便利です。なお、手の防寒は冬においては非常に大事です。基本的にオーバーグローブを入れて3枚、ミトンというダウンの手袋を入れると4枚必要になります。ロープを使うことがあれば、しっかりと補強されたものを使うのがおすすめです。ちなみに軍手は防寒にならないのでNGです。

 帽子

ウェア 紫外線防止、熱中症防止、ケガ防止のため必要です。冬は防寒性の高いニット帽で、目だし帽(銀行強盗がしているやつ)と併せて使います。耳の保温が非常に大事ですし、私はネックウォーマーまでばっちり使っています。夏は、紫外線で首元や耳が日焼けして後悔することが多いので、ツバの大きな防止をおすすめします。風が強くて飛ばされないようにできるだけ紐があるやつが良いでしょう。

トレッキングポール 

用具 「杖」ですね。足の疲労軽減に役立ちます。急な下りでは特に助かります。転倒防止にもなりますが、重量があること、手を使わないといけない登りでは邪魔になることから、使わない派も多いです。私は、行く山に応じて持っていくときと持っていかない時があります。買うのであれば、1本タイプではなく、2本タイプにしてください。ロックの方式や素材でいくつか種類がありますが、「壊れにくく」「軽いもの」を選ぶと良いでしょう。

 着替え

ウェア 登山は冬でも汗をたくさんかきます。速乾性の高いウェアを着ていても汗の量によってはすぐには乾きませんので、快適性のためにも、汗冷えしないためにも替えを持っていきましょう。なお、雨天の場合は、ザックにこのまま入れておくと濡れてしまうことがありますので、濡れないようにスタッフバックに入れるなど工夫しましょう。

 タオル

その他 汗を拭いたり、ケガをしてしまったときの止血に使います。手ぬぐいでも良いですが、忘れがちですので、忘れないようにしましょう。

 メガネ

その他 コンタクトを落としてしまったときに、裸眼では登山道は危険です。必ず持参するようにしましょう。

 サングラス

用具

紫外線防止、ケガ防止です。冬は特に重要で、隙間をつくらない「ゴーグル」が必要です。顔にしっかりとフィットするものを選びましょう。また、光の屈折がきちんとわかる良質なものを購入しましょう。定員さんに「でこぼこがはっきりするやつ」といえば伝わるはずです。(…たぶん)

 地図&コンパス

用具

必需品です。これなくして登山はできません。雨にぬれないようにカバーも買うと良いでしょう。なお、方角がわからないといけませんので、コンパスはセットです。現在位置を知るためには、高度計も必要です。事前にルートをしっかりと把握しましょう。

地図は、メジャーな山であれば、「山と高原地図」が定番です。

 時計

用具 ペースを確認、修正する際の判断等で必ず必要になります。基本的に夏は16時、秋以降は15時には行動停止しましょう。ペースが遅いかどうかを判断するためにも、時計は必ず必要です。あまり高価な時計は避け、防水性の高いものを買いましょう。なお、よく「スント派かプロトレック派か」といわれますが、私は日本製が好きなので後者です。笑

常備薬 

その他 何かあったときのために必要です。痛み止め、アレルギーの薬、腹痛の薬、消毒液、靴擦れ用の絆創膏など。なお、高山病になった場合は、とにかく下山しましょう。頭痛薬等に頼ることは症状を悪化させ、危険です。

 日焼け止め

その他 夏でも冬でも必ず必要です。標高が高いと紫外線も強くなるため、日焼け対策をしないと悲惨なことになります。低地は比較できないくらい紫外線が強いので本当に気を付けてください。忘れると後で後悔することになります。

ウェットティッシュ 

その他

あると何かと便利です。余分に持っていてスッと出してあげると「女子力が高いね」と言われます。また、トイレはあってもトイレットペーパーがないところもありますので、普通のティッシュも持参しましょう。

春先は、スギ林の中を歩く登山道もあり、花粉症の症状が出ることがしばしばあります。花粉症の方はマスクもあるといいですね。

 非常食

その他 最低1食分は常に入れておいてください。カロリーメイトなど調理が不要でカロリーが高いものがお勧めです。

 行動食

その他 登山はカロリー消費の連続です。朝食べて、お昼まで食べないのでは、体力が持ちません。そのため、登山中は常にエネルギー補給をする必要があります。携帯性に優れ、夏でも溶けず、冬でも凍らず、カロリーが高いものがお勧めです。定番はミックスナッツですが、干し梅やドライフルーツもメジャーですね。個人的にはスイートポテトが好きです。

 防寒着

ウェア 真夏の登山でも、必ず持っていくようにしてください。高い山では想像以上に冷え込みます。一般的に「ダウン」または「フリース」が防寒着というイメージですが、前者は軽くてコンパクトになりますが、水蒸気に弱いため、汗をかく行動中にはあまり着ません。後者は、かさ張り、重いですが、洗えますし、行動中も着ることができます。両方あるのが一番よいでしょう。なお、これらとは別に、ウィンドブレーカー(防風性の高いウェアのこと。“シェル”と呼んだりします。)もあるとなお良いです。レインウェアと兼ねている人も多いです。

ボトル(水筒) 

その他 通称「魔法瓶」です。ペットボトルでも良いですが、冬では凍ってしまいますし、あったかい飲み物や冷たい飲み物が飲みたい時は、やはり欠かせません。店員さんには、「サーモス山専ボトル」どこですか?と聞くと良いでしょう。

ヘッドランプと予備の電池

用具 日帰りであっても必ず必要なマストアイテムです。高度(ルーメン)の数値が高いものを選びましょう。予備の電池も忘れずに。出発前の電池チェックも重要です。

 ハイドレーション

用具 「チューブで吸うやつ」です。こまめに水分を取ることができ、脱水症状の防止や、休憩時間の短縮に役立ちます。一度使ってしまうとやめられません。2リットルの大きいやつを買うと良いでしょう。衛生面が気になる人は、お掃除セットも売っていますよ~。

 テント

用具 × × 1人用~集団用のものがあります。組み立てやすさ、透湿性で選ぶとよいでしょう。最近では、「フライシート」がいらないタイプも出ています。技術の進歩はすごいですよね。

 マット

用具 × × テントの中から一番下に敷くテントマットと、寝る用のマットの2つがあると良いです。特に冬は寝る用のマットだけでは寒すぎて危険です。テントの下に敷く「グラウンドシート」もあると、テントの側面の劣化を防ぐことができますし、防寒対策にもなります。

シュラフ 

用具 × × いわゆる「寝袋」です。3シーズン、冬用などがあります。また、化学繊維とダウンのものがあり、長さも違います。テント泊は荷物が多いので、軽いダウン製のものを選ぶ方が多いようです。ダウンは水気に弱いので、シュラフカバーもあると良いでしょう。

 ツェルト

非常時対策

緊急時に使う簡易テントのことを言います。エマージェンシーシートかどちらかを必ず持参しましょう。備えあれば憂いなしですから。

熊鈴 

用具 基本的には熊から人間に近寄ることはあまりないようです。そのため、人間がいるよってことを知らせるために、この熊鈴を使います。また山によっては、猟友会が狩りをしているところがあります。熊と間違って鉄砲で撃たれてしまわないためにも、周りに存在を知らせる意味で持ち歩くと良いです。ひっぱるだけで音が止まるやつもあり、優れものです。

テーピング 

非常時対策 ケガをしたとき、靴が壊れてしまった時などの役立ちます。できるだけ丈夫で、はさみがなくても切れるものを選びましょう。

予備の靴紐 

非常時対策 万が一靴紐が切れてしまったときのために常に持っておくとよいでしょう。2本あると長くすることもできますので、何か役立つかもしれません。

 軽アイゼン

用具

「もしかしたら登山道が凍っているかも」という場合にザックに入れておきます。凍っていることが確実なときは「軽」ではなく、普通のアイゼン(12本爪)を使うのが良いと思います。なお、軽アイゼンでも「6本」爪以上にしましょう。あらかじめ、使用する靴幅に合わせておくことが必要です。

 ハーネス

用具 自己確保したり、ロープを結び合って登山する際に必要になります。レッグループ式というものが良いです。当サークルでは出番がないでしょう。

 カラビナ

用具 ロープやシュリンゲ(紐)を結んだりする金具です。安全環付きのものが最低2個あるとよいでしょう。軽さも大事ですが、一番はやっぱりどれだけの負荷に耐えられるかです。

 シュリンゲ

用具 長いものと短いものそれぞれ2本ずつあると良いでしょう。使い方は講習会等で学ぶ必要があります。

 ピッケル

用具 雪上で支点を確保するために使用します。また、滑落停止の際に使用したりしますが、技術が必要になります。アイスクライミング用や、長さが異なったり、素材が違ったりします。

 温泉セット

その他 下山後に温泉があるときは忘れないように!車で行くときは車の中においときましょう。

 コップ

その他 あったかいコーヒーを飲むときに必要です。忘れがちですので要注意。

 バーナー等

その他 お湯を沸かしたり、カレーを作ったりします。ガスの残量に注意。また、もし使えなかった場合、ご飯が食べられなかった、なんてことにならないように、使えなかった場合のリスクも想定して食事の計画を。

 ゴミ袋

その他

ごみはきちんと持ち帰りましょう!小さい袋と大きい袋があると使い分けもできて便利です。汁が出るもの、匂いがきつい物はあまり持っていかないと良いと思います。

 スタッフバッグ

その他

防水性の高い、カラーの袋です。これがあると 、パッキングが楽になります。5リットル、10リットル、15リットルなどのサイズがあります。ビニール袋と違って、ごそごそとやっても音が小さいのお勧めです。

 歯ブラシ

その他 ×

宿泊する際はあると快適です。虫歯防止のため。 

 サポーター

その他

ケガをしてしまった時に役立ちます。特にリーダーはアンクルサポーターを持っておくとよいでしょう。 

ドコモの携帯と予備の電池 

非常時対策

 万が一のことがあった場合に、救助を要請したり、家族に連絡したりする際に必要です。電波が入らないといけませんので、docomoの携帯、予備のバッテリーを持っていきましょう。どうしても難しい場合は、グループの一人でもdocomoの携帯を持っていってもらうようにしましょう。

以上が基本的な持ち物になります☆「これもあったほうがいいんじゃないか?」などがございましたら、随時加えていきますので、お気軽にご指摘ください‼
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