新年(2014年)のご挨拶

あけましておめでとうございます。新年にあたり、ご挨拶申し上げます。

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2014/1/2丹沢山山頂から望む富士山
2014/1/2丹沢山山頂から望む富士山

<2013年を振り返って>

昨年(2013年)のサークル活動を振り返りますと、まさに「山のような」一年でした。

3月3日には創立1周年を迎え、サークルの方針やコンセプトをしっかりと固め、メンバー募集も順調に進み、関東支部の設立、関西支部の設立、暮れには東北支部と北陸支部の設立に至りました。今では全国5支部、約260名、平均年齢約26.2歳という日本で二つとない「若手ビギナー登山サークル」が誕生しました。全てが順風満帆に見えそうですが、背景には、脱退者が複数名出たり、「平日企画が少ない」や「企画に参加しづらい」などのご意見を頂くこともあり、一切のお金をもらっていないため「サークル運営コスト」が重くのしかかるなど、課題の多さを感じました。(まるで登山道のように)

 

また、登山界で喜ばしいニュースもありました。富士山が世界文化遺産に登録されたことです。保守層には反対の方もたくさんいらっしゃると思いますが、これを機にまだまだマイナーな趣味である「登山」が一層注目され、安全面に対する意識も高くなり、業界全体が活性化すればよいのかなと肯定的に捉えています。

 

一方で、山岳事故も目立った1年でした。「7名死亡」という平成に入って最大の雪崩事故(立山)や韓国人パーティの山岳遭難事故(空木岳)が起きるなど、当サークルとしても安全面を再認識させられるような悲しいニュースも多かったような気がします。登山人口の拡大とともに、遭難事故も過去最高を更新したようです。

 

このような社会背景の中で、日々『山頂café』の活動をしておりますと、多くのメンバーから「山頂caféに入って人生が変わった」「山頂caféに入ってより一層登山の素晴らしさがわかった」など、喜びの声を多数頂くことがあります。

 

しかしながら、本当に人生が変わり、幸せだと感じているのは、代表である私ではないかと思います。みんながいてくれたからこそ、「サークル」として成り立ち、みんながいてくれたからこそ「安全に」登山ができ、楽しい想い出ができたに違いありません。加入してくださった260名もの「ビギナー」達には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。この場を借りて感謝の意を述べたいと思います。

本当に、ありがとう。

たとえ壁にぶち当たっても、黙って登り続けるだけです。
たとえ壁にぶち当たっても、黙って登り続けるだけです。


<2014年に向けて>

さて、2014年は3月3日で創立3年目に突入します。世の中のほとんどの「サークル」は1~2年で活動停止になることがほとんどのようです。原因は、代表者のモチベーション低下や家庭(仕事)環境の変化など「①代表者の事情」に寄るほか、メンバー間での活動方針の違いや主力メンバーの脱退、人間関係でのトラブルなど「②人間関係」の2つに大別されると思います。

 

「サークル」は企業と同じで「組織」なわけですから、「存続すること」が重要だと考えております。これは『山頂café』にももちろん当てはまります。このことをしっかりと認識したうえで、下記の3点を活動目標にしたいと考えています。

 

【2014年の活動目標】

(1)東北支部と北陸支部のメンバーをそれぞれ50名ずつ獲得。

(2)メンバーの山岳保険加入率80%超へ。

(3)新規プロジェクト(※内容はサークル内のみ公開しています)の実現。

(4)公式Facebookページの「1000」いいね!達成。

(5)(広告を除き)雑誌等のメディア出演。

(6)サークル全体で30個以上の山に登頂。

 

どれも、高いモチベーションと「行動力」が試される目標ですが、これらを実現することで来年、さらに高みを目指すことができると考えています。サークルメンバーみんなの「安全」と「満足度」を追求し、今年1年も一生懸命活動していきたいと思います。

 

本年も『山頂café ~ビギナーのための登山サークル~』をどうぞよろしくお願いいたします。

 

(山頂café代表:野村篤司)

 

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