本格的な冬を迎える目前の11月30日、奥多摩の北東部に位置する棒ノ折山(棒ノ嶺)に登ってきました。(ブログ執筆者:こまちゃん)
今回初めて企画させていただきました。当初は10人でも集まればイイな~というぐらいの気持ちで企画しましたが、いざ当日になるとありがたいことに人数は21人に。想定以上の多さに正直、ヒヤヒヤでした(笑)
コースは白谷沢登山口より山頂へ向かい、帰りは滝ノ平尾根を下るルート!人数が多かったため4パーティーに分かれて登山開始。朝の冷え込みが少々心配ではありましたが、歩き始めるとすぐに体は温まり、この時期ならではの登山の快適さを実感することができました。紅葉も一部ではありますが、残っており気持ち良くスタートを切ることができました。
登りルートには今回の難所であり個人的にはハイライトであった沢沿いの道があります。沢は見るだけでなく横断したり沢の中を歩いたり…。想像していた以上に沢と戯れられるルートで思わず興奮してしまいました♪所々には滝もあります。
水量は時期的なものなのか決して多くはありませんでしたが、その繊細さには見惚れてしまうところがありました。そして、最も圧巻だったのはゴルジュという川で岩が削られて両側が岩壁になった谷間を歩けたことでしょう!
ゴルジュの切り立った壁のせいで薄暗くなった道に、木々の隙間から差し込む天井の光。岩のヒンヤリとした質感といい、なんとも言えない神秘的な空間を演出していました。この沢沿いルートは浮石や滑りやすい濡れた岩が多く非常に歩きづらい道でしたが、各パーティーごとに協力し合って登っていたのが印象的でした。
そんなこんなで沢を登り切るのに時間がかかってしまい、山頂に着いた時は予定より1時間近くオーバーに…(^_^;)急遽、お昼休憩を減らすことになってしまいました(せっかくのランチタイムを急かしてしまいスミマセンでしたm(_ _)m)。
それでも、山頂ではお湯を沸かして皆で山頂「cafe'」ができたし集合写真も撮れたので一安心。下りルートは比較的なだらかで予定通りのタイムで下山。
日は傾きつつも無事ゴールを迎えることができました。
そして、登山後の温泉は言わずもがな。最高のご褒美となりました。
都心からのアクセスも申し分ない棒ノ折山。針葉樹林と広葉樹林の境目が見られる面白い植生やゴルジュに圧倒される沢登りといったバラエティにとんだルートでした。
今回参加できなかった皆さんにも自信を持ってオススメできますよ!