前述のとおり、『山頂café』は既存のハイキングサークルや山岳会などの登山関連組織とは真逆の方向を目指す形でスタートしました。このように現状に違和感を覚え、山頂caféと同じような組織を作りたいと思う山好きの方はたくさんおられると思います(実際に行動に移せるかどうかはその人次第ですが)。しかしながら、いくらそのような組織が出てきたとしても、『山頂café』には他には真似できない「強み」があります。つまり、決定的な違いです。
それは、ブログテーマにあるとおり、全く新しい形の「登山関連組織」を目指して活動している点です。以下がその詳細になりますが、ちょっと頭を使う話になるかもしれません。笑
まず私が思うに、現在の登山界における構成(登山市場の業界図?)は、
①山岳ガイドなどのプロ集団
②山小屋の経営者や従業員
③M社やN社などの登山用具メーカー
④K社やI社などの登山用具販売店(アウトドアショップ)
⑤K社やA社などの旅行ツアー会社
⑥アウトドア雑誌などの出版社
⑦各都道府県にある「山岳会」
⑧高校生や大学生などの山岳部員
⑨山岳会には属さない「サークル(同好会)」
⑩長野県警山岳救助隊などの公的機関
⑪地方の観光協会や商工会などの公共団体
⑫一般の登山を趣味とする一般登山客
で成り立っていると思います(※お気づきのように、これはすべて代表個人の自論になります。正解も不正解もなく、個人的な見解です。所属メンバー個人の思想とも関係ありません。)。
このうち、①~⑥はお金が入り、⑦~⑨は人生を豊かにする人間的な成長の場であり、⑩⑪は安全な登山や便利なアクセスを助けるインフラ(もちろん②もです)であるといえます。そしてお金を払うのは、主に⑫のみということになります(ちなみに、日本全体の登山人口は約500万人と言われています。富士山の世界文化遺産効果もあり、ここ最近でもっと増えているかもしれませんね)。
さて、少し話が固くなってきたところですが、今この代表者ブログを読んでくださっている皆様はこのように思ったことはないでしょうか?
「登山用具ってなんでこんなに高いんだ…」
「山小屋は素泊まりでこの値段なのか…
(運搬コストなど考えれば、わかるんだけど…)」
「レスキュー費用めっちゃ高いらしい…」
つまり、登山を趣味とするにはお金が結構かかる、というのが実情なのです。
では、なぜお金が高いのか。
それは、お気づきだと思いますが、他のレジャーに比べ、お金を払う⑪の人口が少なく、需給バランスが取れていないからだと考えます(1万個のザックを制作するのと、10万個のザックを制作するのとでは、1個あたりの単価が大きく違いますよね?)。
(次回ブログに続く!)